Zabbix Agentをインストールする(失敗編)
先日Zabbix Serverはインストールできたので今度は監視される側のRaspberry PiにAgentをインストールする作業をしました。
失敗しているのですが、今回は失敗記録をつけておこうと思います。
バージョンが異なる
Raspberry Piでapt-getするとRaspbian用にコンパイルされたZabbix Agentがインストールされますが、バージョンは1.8.11のものになります。
サーバーが2.0.6なので同じバージョンがなんとか(コンパイルを経ずに)インストールできないか試してみました。
riken.jpのbackportsを使う
/etc/apt/sources.listにriken.jpのbackportsを見に行くように書き替えを行いました。
# nano -w /etc/apt/sources.list deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy-backports main deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ wheezy-backports main
これで更新してインストールに成功すれば2.0.6が降ってくるはずです。
# apt-get update 〜中略〜 W: GPG error:〜以下略
という具合にGPGエラーが発生しました。
aptで取得できるパッケージの正当性を検証するためのGPG鍵が失効していたり、整合しない場合に発生するエラーのようです。
解決法として、現に取得しているリストを削除してみるというものがありました。
# rm -vf /var/lib/apt/lists/*
これでリストが削除できました。早速apt-get updateです。
# apt-get update 〜中略〜 W: GPG error:〜以下略
…変わりませんでした。
次に発見した解決法はdebian-archive-keyringというパッケージをインストールしてupdateするというものです。
# apt-get install debian-archive-keyring
結果、既にraspbian-archive-keyringを使ってるのでdebian-archive-keyringは要らないよ的なメッセージが表示されてGPG鍵を更新できませんでした。当然この状態でapt-get updateをしても
# apt-get update 〜中略〜 W: GPG error:〜以下略
変わりません。普通のdebianパッケージとRaspberry Piで利用しているパッケージは若干違うのかもしれません。
debファイルを直接入れてみる
aptで取得できなかったのでdebファイルを取得してdpkgでインストールしてみることにしました。
# wget -c http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/pool/main/z/zabbix/zabbix-agent_2.0.6+dfsg-1~bpo70+1_armhf.deb # dpkg -i zabbix-agent_2.0.6+dfsg-1~bpo70+1_armhf.deb 〜中略〜 segmentation fault
ああ、セグメンテーション違反、久しぶりに見たセグメンテーション違反。これもダメっぽいですが試しに入ったAgentをstartさせてみます。
# /etc/init.d/zabbix-agent start segmentation fault
やっぱりだめでした。