DHCPサーバーとtftpサーバーを設定する
ディスクレスサーバーの起動準備としてDHCPサーバーとtftpサーバーを設定したときのメモです。
サーバーはRaspberry Pi上に構築しているので操作はdebian系のものになります。
以下メモ
tftpサーバーの設定
tftpサーバーをインストールして設定を行います。
まずはhosts.allowを編集してtftpのサービスのアクセスを許可しておきます。
# nano -w /etc/hosts.allow in.tftpd:ALL
続いてtftpサーバーのインストール。
# apt-get install tftpd-hpa
そのままだとエラーでtftpdが起動しなかったので設定ファイルを書き替えます。
# nano -w /etc/default/tftpd-hpa TFTP_OPTIONS="--secure"
の記述を
TFTP_OPTIONS="--secure -4"
としてサービスを起動するとよいようです。
# /etc/init.d/tftpd-hpa start
DHCPサーバーの設定
DHCPサーバーをインストールして設定を行います。
debianのサイトではdhcp3-serverが推奨となっていますが、apt-get install dhcp3-serverを実行しても結局isc-dhcp-serverがインストールされる状態でした。
# apt-get install isc-dhcp-server # nano -w /etc/dhcp/dhcpd.conf option domain-name "%ドメインネーム%"; option domain-name-servers %ネームサーバーのIPアドレス%; subnet 192.168.10.0 netmask 255.255.255.0 { range 192.168.10.2 192.168.10.10; option subnet-mask 255.255.255.0; option routers %デフォルトルーターのIPアドレス%; option broadcast-address 192.168.10.255; next-server 192.168.10.17; } host ThinkPadX200 { hardware ethernet %MACアドレス%; fixed-address 192.168.10.250; } # nano -w /etc/default/isc-dhcp-server INTERFACES="eth0″ # /etc/init.d/isc-dhcp-server start
今までDHCPサーバーはルーターの役割でしたが、ここでRaspberry Piにその役割を譲ることになります。
rangeで配付するIPアドレスの範囲を指定します。option routersでルーターのIPアドレスを指定しています。
hostセクションではMACアドレスに対して特定のIPアドレスを割り振っています。
適当にDHCPクライアントを再起動なりネットワークのIP再取得をしてIPアドレスが振ってくればOKです。
tftpdの方はテストできてないのでちゃんとアクセスできるか心配。