ConoHa VPSのコンソール画面がとても便利だった件
会社で昼休みにVPSの仮想マシンを操作しようとSSHクライアントを立ち上げましたが、公開鍵認証にしていた上に秘密鍵を持ってきていなかったのでSSHクライアントからログインできませんでした。
そういやブラウザから入れるコントロールパネルに仮想コンソールがあったなと思い、画面を表示してみると仮想コンソールの左上になにやらアイコンが…
どうやらなにか機能があるようです。
順番にクリックしてみたところ左側から順番に下記のような感じ、名前は適当です。
・(一部の)特殊キーの送信
「Esc」「Tab」「Del」「Ctrl」「Alt」矢印キーの信号を送ることができるようです。
・「Ctrl」+「Alt」+「Del」の送信
「Ctrl」+「Alt」+「Del」を送信するアイコンのようです。
クリックするとキー信号を送信していいか聞かれます。
・テキスト送信
ボックスの中に入力したテキストを「送信」ボタンで仮想コンソールに送れるようです。*1
・コンソール更新
仮想コンソール画面を再描画してくれます。
・別ウィンドウで表示
仮想コンソールをブラウザの新しいウィンドウで表示してくれます。
そういえばConoHaでプライベートクラウド、略して「oCoCo」を構築してみた | ConoHaの記事でも使われていましたね…。
さて、テキストが送信できるということは、鍵ペアを新しく作ってあげればSSHクライアントから接続できるようになります。
手元のマシンで鍵ペアを作成して公開鍵を表示。~/.ssh/conohaという秘密鍵を作ったので下記のように。
# ssh-keygen # cat ~/.ssh/conoha.pub
表示された内容をコピーして、仮想コンソールでログインしてauthorized_keysの編集画面にします
$ nano -w ~/.ssh/authorized_keys
nanoを入れていたのでnanoを使ってますが、viなりemacsなり他のエディタでもイケるんじゃないでしょうか。
authorized_keysの最後の空行で入力できる状態にしたら、先ほどのテキスト送信的な機能のアイコンをクリック。ボックスに公開鍵の中身を貼り付けて「送信」をクリックします。
すると仮想コンソールのエディタに文字列が挿入され、公開鍵が登録できました。
仮想コンソールでauthorized_keysを上書きして、ローカルのマシンからログインしてみます。
# ssh %ユーザー名%@%IPアドレス% -i ~/.ssh/conoha
接続完了。
他のVPSのコントロールパネルは使ったことないですが、みんなこんな感じなんでしょうか。いろいろ使い道のありそうな便利機能で感動しました。
で、こんな記事を書いていたら結局昼休みにVPSをいじることはできなかったのでありました。