ライトマッパーが1年を振り返るよ

この日記はOpenStreetMap Advent Calendar 2013 12月2日の記事です。

内容はかるーくで

ということだったのでかるーく書いてみます。
いつも書いているものと言えば道路と建物くらい、そんなに編集してないよねという自分が1年をざっくり振り返ってみます。

2013年1〜4月あたり

埼玉県北葛飾郡杉戸町の東部地域にある建物をトレース。Landuseの整形をしていました。
基盤地図情報による建物トレースがWikiに公開された後なので、自力で基盤地図情報をダウンロード→PC-MAPPINGで基盤地図情報の一部をGeoTiffに変換。JOSMのImportImagePluginで読み込んでBuilding Toolsの機能を用いてトレースしていました。
Building Toolsはタグをプリセットできたりとか建物をトレースするにはとても便利なプラグインなので入れておいて損はないと思います。
http://www.openstreetmap.org/copyright

2013年5〜6月あたり

というツイートを見たので便乗してクレアモール周辺の建物をトレースしていました。
やはりBingではなく基盤地図情報を元にトレースを行っていたのですが、GeoTiffを読み込んでトレースする形から農研機構さんが公開しているWMSを読み込んでトレースする方法に変えました。ImportImagePluginが環境によってうまくGeoTiffを読み込めずエラーになってしまうための変更です。現在も建物トレースの際には農研機構のWMSを元にしているので、その後ImportImagePluginの更新によって改善されているかもしれません。
http://www.openstreetmap.org/copyright

2013年7〜9月あたり

あかつきの水平線に勝利を刻むのよ!(お察しください

2013年10〜12月あたり

iPhoneアプリのPushpin OSMを教えていただいたことで移動の際にポイントが落とせそうな地物があればiPhoneのPushpin OSMでPOIを落とすようになりました。
若干動作が重いのですが、今までは写真に撮ったり紙に印刷したものがなければ忘れやすい脳で記憶して後からJOSMでPOIを落としていたのですが、Pushpin OSMのおかげで日常の移動範囲は結構POIを落とすことができるようになりました。
もちろん、歩きスマホは危険なのでPOIを落とす時には道路の端に寄ったりしてなるべく通行の邪魔にならないようにはしている…つもりです。
Pushpin OSMでは背景をBing航空写真とOpenStreetMapから選べるので、建物や道路が書かれていない地域でもPOIを落とすことができます。時間ができたときになるべく建物や道路をJOSMで書くようにしています。
http://www.openstreetmap.org/copyright

ところでお前のOSM力どれくらいよ

12月2日に取ったHow did you contribute to OpenStreetMap ?のスクショを貼っておきますね。

A Heavy Mapper 2.0となっていますが、ちょっと期間が長めなだけで複雑な編集はしていません。今も昔も道路と建物が中心です。


普段のトレースはこんな感じの画面でやってます。

データレイヤーの他に農研機構のWMSのレイヤーを透過させてBing航空写真レイヤーを見ながらトレースしています。

そんなわけで

結構まわりの状況に流されつつできる範囲で書いているのが現状です。
前半なんか完全に机上マッピングなので、地図を書くといっても必ずフィールドワークが必要なわけではありません。自分のできる範囲でできることをすればいいと思います。
来年もOpenStreetMapの不文律を守って気楽にマッピングをするつもりです。

2013年12月4日修正

OpenStreetMapスクリーンショットにライセンス表記がなかったのでライセンス表記を追加しました。
ご指摘いただいた皆様ありがとうございます。