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Raspberry Piをシンクライアント的に使ってみた

残っていた1台のRaspberry Piを使って会社で仮想マシン他にリモートデスクトップ接続できる環境を作成したときのメモ。
OSはRaspbianを使っています。

イメージをSDカードに焼いて最初に起動させたときにキーボードレイアウトを日本語に変更しておきます。
[configure_keyboard]→[Generic 105-key (Intl) PC]→[Other]→[Japanese]と選択。
今回はGUIを利用するので起動時にXが立ち上がるように[boot_behaviour]からデスクトップを有効にしておきます。
必要に応じてSDカードのパーティションを拡張しておきます。今回はいろいろ入れた後のSDカードの使用容量は約1.8GBになっていました。
グラフィック用メモリの割り当てはデフォルトのままいじっていません。

再起動してデスクトップが表示されたらLXTerminalを開いて表示とローケルを日本語にします。
日本語化の設定はDESIGNSPARKを参考にしました。

# sudo dpkg-reconfigure locales

出てきた中から以下の3つを選択します。

en_GB.UTF-8 UTF-8 
ja_JP.EUC-JP EUC-JP
ja_JP.UTF-8 UTF-8

設定したら日本語フォントをインストールして文字が化けないようにさせます。

# apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese
# apt-get install xfonts-intl-japanese-big xfonts-kaname

これで再起動するとデスクトップも日本語表示になっているはずです。


さて、今回使用したディスプレイは1680x1050の液晶ディスプレイですが、Raspberry Piはこの解像度を自動認識してくれませんでした。
どうやらSDカードの第1パーティションにあるconfig.txtを編集すると解像度を決め打ちできるようなのでこいつを編集します。

# mount /dev/mmcblk0p1 /mnt
# vi /mnt/config.txt

中にあるhdmi_groupとhdmi_modeを下記のように編集します。

hdmi_group=2
hdmi_mode=57

書き換えてから再起動すると1680x1050の解像度にフィックスしてくれました。
config.txtの内容について詳しくは'config.txt' tag wiki - Raspberry Pi Stack Exchangeに書かれています。


さらに今回はBluetoothキーボードを使うのでBluetooth関連のパッケージも入れます。
こちらの設定はYengawa Blogを参考にしています。
使ったドングルも紹介しているものと同じものが手に入ったのでPLANEX Bluetooth BT-MICRO4を使用しています。

PLANEX Bluetooth Ver.4.0+EDR/LE対応 USBアダプタ (省エネ設計) BT-MICRO4

PLANEX Bluetooth Ver.4.0+EDR/LE対応 USBアダプタ (省エネ設計) BT-MICRO4

Bluetoothキーボードは以前iPad用に購入したポケモンタイピングDSに付属のものです。
ドングルを差す前にパッケージのインストールを行います。

# apt-get install bluetooth bluez-utils blueman

依存関係でいろいろなパッケージが降ってくるので結構時間がかかります。
インストールが完了したらlsusbでUSBに接続された機器の確認をします。
このドングルはCambridge Silicon Radio, Ltd. Bluetooth Dongle (HCI Mode)という表示がされていれば認識されているとみていいようです。
試しに機器をスキャンしてキーボードが認知されるか確認してみます。

# hcitool scan

ここでキーボードが見えればペアリングに進めるはずです。
GUIのメニューから[設定]→[Bluetoothマネージャー]を選択するとデバイスを検索・ペアリングできるアプリケーションが起動します。
キーボードのFnを押しながら電源を入れ、Bluetoothマネージャーで検索してセットアップをするとペアリング用のコードが表示されるのでキーボード側の数字キーでコードを入力してEnterキーを押せばペアリング完了です。


さて、最後にrdesktopをインストールして会社で動いている各マシンに接続できるようにします。

# apt-get install rdesktop

ターミナル上でrdesktopを実行するとWindowsマシンにリモートデスクトップ接続することができます。

# rdesktop -g 1280x800 -a 24 192.168.10.23

「-g」で解像度、「-a」で色数を指定してIPアドレスを入力します。
これでようやくシンクライアント的に使えるようになりました。


現在3つのマシンにリモートデスクトップ接続して使っていますが、画面の書き換えが頻繁に起こるような表示をさせたり激しくスクロールするとCPU使用率があっという間に100%まで振り切れて画面の動きがカクカクしてしまいます。
CADはおろかWebブラウズでも若干のストレスがかかりますが、簡単な入力作業程度ならばそれなりにこなしてくれます。
1つのマシンに対して接続してフルスクリーンで使用すればもう少しストレス無く使えるかもしれません。
あと数週間で再びThinkPad T420を利用できるようになるので、それまでの我慢ですね。