ML110 G5アップグレード第1弾

立て込んでた仕事が終わったのでThinkPad T61は自宅に持って帰ってきたのですが、やはりnw8440のATIビデオチップとCADソフトの相性がよろしくないため、現在FreeBSD 8.0で動作しているML110 G5をCADワークステーション用にするために構成の変更を行いました。

今回の変更点は下記の2点
CPU:Celeron 420 1.6GHz→インテル Boxed Intel Pentium E5400 2.70GHz BX80571E5400
ビデオ:オンボードnVidia Quadro NVS 290

CPUの交換は、以前Intel Boxed Core 2 Quad Q9550 2.83GHz 12MB 45nm 95W BX80569Q9550への変更で起動しなかった経験があったので動かない可能性も高かったのですが、マザーボードを新調しても6000円程度でG31のチップセットを持ったものを買えそうなので交換に踏み切りました。
CPUの選定条件は下記の通り

  1. 現在のCore 2 Duo T7600よりもクロックが高いもの
  2. 使用するCADの中にマルチスレッドに対応したソフトは無いので2コアもあればOK
  3. 安価であること
  4. ML110 G5で動作する可能性があるものであること

といった理由でPentium Dual-Core E5400に。
新しく導入したCADベンダとの相談でスレッド数よりもクロックが高い方がいいとのことだったのでこの辺がいいでしょう。

ML110 G5を停止させてCPU交換とNVS 290の接続を行って電源を入れたところ無事に認識しました。
しかしFreeBSDがHDDを探せなくて止まってしまう事態が起こるあたりがオレ。カスタムカーネルにしてあるせいかもしれません。
そんなこともあって念のため使っていなかったHDDを持ってきてシステム領域を80GB HDD、データ領域を1000GB HDDの2台構成にしておきます。

手元にはWindows 7のイDVDメージファイルしか無く、DVD-RやDVD-RAMが無かったのでWindows 7 USB/DVD ダウンロード ツールを使って8GBの USBメモリをインストールメディアにしてインストールを行いました。DVDよりも読み出し速度の速いUSBメモリだったのでインストールが非常に高速で終わります。

インストール終了後、ドライバなどが入った状態のエクスペリエンスインデックスは

CPU 6.1
メモリ 5.5
グラフィックス 3.1
ゲーム用グラフィックス 4.9
プライマリハードディスク 5.8

ちなみに、以前換装する前のスコアは

CPU 3.7
メモリ 4.9
グラフィックス 1.0
ゲーム用グラフィックス 1.0
プライマリハードディスク 5.6

そのほか参考にThinkPad T61nw8440のスコアはこんな感じ。
グラフィックスはNVS 290ということでスピードよりも安定性を求めているのでこんな感じかと思います。メモリがnw8440よりも遅いので体感は変わらないかもしれません。まぁ、ECCメモリが2GB乗ってるので安定はするはずなんですが…安定してほしいですね。
CPUの金額からするとかなりコストパフォーマンスはいいでしょうね。

次は液晶を買ってこないとnw8440に代わることはできませんね。